目次PIC回路集大型表示電波時計製作工程


大型表示電波時計 ケースの製作工程


厚手の紙をケースの大きさに切り、LEDの外形に合わせて切り抜きます。切りすぎたところは紙を貼って修正します。ケースに開ける穴のマスクができあがりました。右下の丸い穴はスピーカを取り付ける穴です。

マスクをケースに当て、切り取る部分のマークを付けた状態です。このケースは表面に薄いビニールのシートが張ってあるので、穴あけが終了した時点で剥がせばマークは消えます。切り取る部分が非常に多いので、切り取る前に補強用のLアングルを取り付けます。Lアングルの取り付けには皿ネジを使用して表面を平らにします。

糸ノコを使って穴を開けます。印の少し内側で切り取ります。当初付けたマークではLアングルとぶつかるため若干位置を移動しました。ヤスリを使って穴の大きさを広げます。表示パネルを当てながら大きさを広げます。広くなり過ぎても表面にアクリル板を付けるため問題はありません。

表示パネルはLEDの表面がケースの面と同じになるように高さを調整します。調整した高さが変わらないようにダブルナットで固定します。ケースの左側面には受信機と接続するためのRJ-45コネクタを取り付けます。

ケースの右側面には時報の音量を調整する可変抵抗器とACケーブルを通す穴を開けます。スピーカーは直径3cmのものを使いました。スピーカには取り付け部が無いので、ラグ端子を使用して3カ所で抑えて固定しています。

ケースの固定ネジは両側にありますが、中央の強度を補強するためにネジを取り付けます。3mm厚のLアングルを使い、カバーを固定する部分にはタップで3mmの雌ネジを切ります。金具はケースの裏蓋に固定します。

裏蓋には空気穴を開けます。ケースが完成した状態です。

LEDの不要な部分を隠すために黒い紙で目隠しマスクを作ります。ケースに穴を開けるときに使ったマスクを使い、紙を貼り付けて目隠しマスクの切り取る部分を作ります。できあがった目隠しマスクです。

目隠しマスクを当てた状態です。最後に紫色のアクリル板を取り付けます。

スピーカの部分は音が外に出るように小さな穴を開けてあります。作業中、アクリル板に傷が付かないように、柔らかい保護シートで覆います。


ケースの裏面に壁掛け用のチェーンを取り付けた状態です。