目次PIC回路集中型表示電波時計製作工程


中型表示電波時計 表示パネルの製作工程


ディスプレーパネルは2枚のプリント基板を使いました。連結にはL金具を使用し、強度を持たせています。日時用のLEDを仮配置した状態です。上の段左から時、分、秒。下の段は年、月、日、曜日です。

LEDの高さは大きさにより変わります。今回使用したLEDでは時、分のLEDが一番高く、13mmあります。秒、年、月、日、曜日のLEDはそれより低いので、別のプリント基板の乗せて高さを調整しています。各LEDを搭載した状態です。

秒を表示する7セグメントLEDボードの裏面です。カソードをマルチに配線するため、横方向にセグメント毎の配線を7本行い、マルチ接続にしています。最初は上からa、b、c、・・・としたのですが、LEDのリード線の位置を考慮するとそれにこだわる必要はなかったです。こちらは年、月、日、曜日を表示するLEDのボードです。横に細長いので、画面はかなり小さくなってしまいました。一番左側は曜日表示用のLEDマトリクスです。リード線の間隔が0.1インチではないので、取り付けるためにはリード線を多少曲げる必要があります。

こちらは表示パネルの時、分用LEDの配線です。こちらも各セグメントをマルチに接続するため、横方向に7本の配線を行い、そこに各セグメントを接続しています。表示部の表面には紫色のアクリル板をカバーとして取り付けます。紫色のアクリル板を通すとLEDの赤色が鮮やかになります。カバーの構造は、一番下に0.5mm厚の透明なアクリル板、その上に黒い紙のマスク、一番上に2mm厚の紫色のアクリル板を置きます。一番下の透明アクリル板はマスクを支えるためです。

黒紙のマスクにはLEDの発光部分のみに穴を開けます。正確に穴を開ける位置を決めるために、一度、仮マスクとして白い紙を使って穴を開けます。これは、白い紙だとLEDの発光部分がうっすらと確認できるため、位置を決めやすいからです。また、多少穴が大きくなっても、紙を細く切って補修することにより、穴の位置を調整することもできます。写真で白い紙の下に少し黒く見えるのが透明アクリル板です。白い紙による仮マスクを黒い紙に当て、正確に穴を開けます。四隅の穴はカバーをスペーサに固定する穴です。中央上下の穴は透明アクリル、マスク、紫アクリルの位置がずれないように固定する穴です。このようにすると、カバーを取り外してもマスクの位置はずれません。

マスクを表示パネルに置いた状態です。このマスクは必須ではありません。表示パネルをきれいするための目隠しです。表示パネルにカバーを取り付けた状態です。写真ではLEDのセグメントが分かります。周囲の明るさにもよりますが、通常、LEDの発光していない部分はあまり見えません。